長期インターンを休む時は始業前に連絡する
長期インターンを休む時は、勤務が始まる前に連絡します。休むこと自体より、連絡がないまま始業時刻を過ぎることの方が、職場では困ります。会議の準備や作業の割り振りが、その日の朝に決まるためです。
連絡の方法は、会社ごとに決まっています。電話、チャット、メールのどれを使うか、誰に送るかを、働き始める時に確かめておきます。決まりがなければ、直属の上司に、ふだん使っている連絡手段で送ります。
連絡には、次の4つを入れます。
- 休むこと(または遅れること)
- 理由を短く
- その日の作業や予定への影響
- 次に出勤できる見込み
理由は詳しく書く必要はありません。「体調不良のため」「家族の用事のため」で足ります。その日に締め切りがある作業や、出る予定だった会議があれば、あわせて伝えます。
なぜ休む?
予定がわかっている休み
通院、大学の行事、就職活動の面接など、前からわかっている休みは、わかった時点で伝えます。シフトを出す前なら、その日を勤務日にしないだけで済みます。すでに勤務日に入っているなら、休みたい日と理由を伝えて相談します。
チャットの例:来週10月14日(水)は、大学の必修の実習が入ったため、勤務をお休みさせていただけないでしょうか。その週は、代わりに金曜日の午後に勤務できます。
体調不良で休む時の連絡例
体調が悪い朝は、長い文を書く必要はありません。要点だけを送り、あとは休むことに使います。
チャットの例:おはようございます。発熱のため、本日の勤務をお休みさせてください。本日締め切りの資料は、昨日の時点で共有フォルダに置いています。明日の勤務は、体調を見て今夜中にご連絡します。
電話で伝える場合も、内容は同じです。上司が出なければ、ほかの担当者に伝言を頼み、チャットでも同じ内容を送っておくと行き違いが起きません。
休んだあとにすること
出勤した日は、最初に上司へ一言伝えます。休んだ間に代わりに動いてもらったことがあれば、お礼を言います。そのあと、休んだ日の連絡やチャットを読み、自分が止めていた作業がないかを確かめます。
休んだ日に予定していた作業は、いつまでに終えるかを上司と決め直します。締め切りを黙って後ろにずらすと、ほかの人の予定に響きます。
休みが続く時
2日以上休むことになりそうなら、わかった時点で見込みを伝えます。毎朝の連絡が必要か、まとめて伝えてよいかも、その時に確かめます。
病気で続けて休む時の手続きは、会社ごとに違います。休みが長くなりそうな時は、就業規則と上司の指示で、必要な手続きを確かめます。
仕事が原因の病気やけが
仕事中のけがや、仕事が原因の病気で休む場合は、労災保険の対象になることがあります。厚生労働省は、アルバイトでも仕事中のけがには労災保険が使えると説明しています。雇用契約で働く長期インターンも同じです。上司に、仕事中に起きたことをはっきり伝えます。
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継続手当つきの求人を探す寝坊・遅刻した時の対応
寝坊に気づいたら、身支度より先に連絡します。遅れる理由と、到着できる時刻の見込みを伝えます。
チャットの例:申し訳ありません、寝坊しました。これから向かい、10時30分ごろに到着します。10時からの定例には、移動中にオンラインで入れるか確認させてください。
リモート勤務なら、ログインが遅れた時点で同じように連絡します。言い訳を重ねるより、何時から働けるかを先に伝える方が、相手は予定を組み直せます。
遅れた時間の給料
時給制では、遅れて働かなかった時間は、働いた時間に入りません。その分の給料は出ません。
遅刻への罰として給料を減らすことには、労働基準法第91条の上限があります。就業規則で減給の制裁を決める場合、1回の額は平均賃金の1日分の半額まで、総額は1回の賃金支払期の賃金総額の10分の1までです。
遅刻した日に、遅れた分を取り戻そうとして黙って残ると、勤務時間の記録で行き違いが起きます。終わりの時刻を延ばすかどうかは、上司に確かめてから決めます。
寝坊が続くと、信頼を取り戻すのに時間がかかります。前の晩の就寝時刻や、目覚ましの数を変えるなど、同じことが起きない手を自分で打ちます。連絡せずに行かなくなる前に知っておくことは、長期インターンを飛ぶとどうなるかの記事にまとめています。
学生にも年次有給休暇がある
年次有給休暇は、正社員だけの制度ではありません。雇用契約で働く学生の長期インターンにも、労働基準法第39条が適用されます。
有給休暇がつく条件は、次の2つです。
- 雇われた日から6か月続けて勤務している
- 決められた労働日の8割以上出勤している
8割は、決められた労働日の数で計算します。たとえば週3日の契約で、6か月を26週として数えると、労働日は78日です。その8割は62.4日なので、63日以上出勤していれば条件を満たします。
2つを満たすと、6か月たった時点で有給休暇がつきます。そのあとは1年ごとに、新しい日数がつきます。使わなかった日数は翌年に繰り越せますが、2年で時効になります。
- 1雇われた日ここから数える
- 26か月続けて勤務労働日の8割以上出勤
- 3有給休暇がつく週の勤務日数に応じた日数
- 4以後1年ごとに付与使わない分は2年で時効
6か月は、雇われた日から数えます。4月1日に雇われたなら、10月1日に条件を満たしていれば有給休暇がつきます。今の残りの日数は、給与明細や勤怠の画面、担当者への問い合わせで確かめられます。
6か月より前に休んだ日は、有給休暇ではなく欠勤です。時給制なら、休んだ日の給料は出ません。
週の勤務日数別の有給休暇の日数
週の所定労働時間が30時間以上なら、6か月の時点で10日です。週30時間未満で、週の所定労働日数が4日以下の人は、日数に応じて少なくなります。これを比例付与といいます。
| 週の所定労働日数 | 1年間の所定労働日数 | 6か月 | 1年6か月 |
|---|---|---|---|
| 4日 | 169日〜216日 | 7日 | 8日 |
| 3日 | 121日〜168日 | 5日 | 6日 |
| 2日 | 73日〜120日 | 3日 | 4日 |
| 1日 | 48日〜72日 | 1日 | 2日 |
たとえば週3日の契約で6か月続け、8割以上出勤していれば、5日の有給休暇がつきます。週2日なら3日です。曜日が決まっていない契約では、1年間の所定労働日数で見ます。
週の日数をどう決めるかは、長期インターンは週何日・何時間かの記事で説明しています。
有給休暇の使い方
有給休暇は、働く人が日にちを指定して使います。会社は、その日に休まれると事業の正常な運営を妨げる場合に限って、別の日に変えるよう求めることができます。これを時季変更権といいます。
有給休暇は1日単位が原則です。半日単位は、働く人が希望し、会社が同意すれば使えます。時間単位で使うには、会社と労働者の代表との労使協定が必要で、年5日が上限です。
有給休暇を使ったことを理由に、給料を減らすなどの不利益な扱いをしないよう、会社には求められています。精皆勤手当や賞与の計算で、有給休暇の日を欠勤と同じに扱うことも含まれます。
有給休暇の日の給料
有給休暇の日に払われる額は、労働基準法第39条により、就業規則などで決めた方法で計算します。平均賃金か、決められた時間を働いた場合の通常の賃金などです。
時給制で通常の賃金を使う会社なら、時給にその日の所定労働時間をかけた額です。時給1,280円で1日5時間の勤務日なら、6,400円になります。どの方法かは、就業規則や労働条件通知書で確かめます。
当日の体調不良に使えるか
急な体調不良の日に、有給休暇を使えるかは、会社の運用を確かめます。申請の方法や期限が就業規則に書かれていることがあります。連絡の時に「有給休暇として扱っていただけますか」と一言添えると、あとで確かめる手間が減ります。
休みが増えそうな時の相談
体調や学業の都合で、休む日が増えそうな時は、早めに上司に相談します。休みが重なってから話すより、先に見込みを伝える方が、仕事の割り振りを変えやすくなります。
相談の時は、次のどれを望むかを決めておくと、話が早く進みます。
- 一時的に週の日数を減らす
- 1日の時間を短くする
- 出社をリモートに切り替える
- 一定の期間、勤務を止める
勤務日や時間を変えるには、会社との合意が必要です。テスト期間の伝え方や、続けるのが難しい時の考え方は、長期インターンを続けるコツの記事にまとめています。
Day91に載る求人では、90日続けると91日目に企業から1万円以上の継続手当が出ます。手当の条件は企業が自社の制度として決めています。休みが続く時に条件がどうなるかは、求人ページと企業の説明で確かめます。
体調不良が長く続く時は、仕事の調整とは別に、自分の体を優先します。在籍している大学の学生向け相談窓口も使えます。
この記事は、2026年10月2日時点の労働基準法と厚生労働省の公表資料をもとにした一般的な説明です。有給休暇の申請方法などは会社の就業規則で変わります。個別の状況は、勤め先の担当者や、総合労働相談コーナー、労働基準監督署に確認してください。



