長期インターンの服装のルールは就業規則と会社の指定で決まる
長期インターンの服装は、会社によって大きく違います。スーツで出社する会社もあれば、私服で働く会社もあります。迷った時は、まずその会社のルールがどこに書かれているかを確かめます。
就業規則に書かれる場合
労働基準法第89条により、常時10人以上の労働者を使う会社は、就業規則をつくって労働基準監督署に届け出る必要があります。10人には、原則としてパートやアルバイトなども含みます。
就業規則には、必ず書く事項と、定めをする場合に書く事項があります。長野労働局の資料は、その事業場の労働者全員に適用される定めの例として、服務規律を挙げています。服装や身だしなみのルールを会社全体で決めている場合は、ここに書かれることがあります。
会社は、就業規則を見やすい場所に掲示する、配る、パソコンでいつでも見られるようにするなどの方法で、働く人に周知する必要があります(労働基準法第106条)。
働き始めてから就業規則の場所がわからない時は、担当の人に「就業規則はどこで見られますか」と聞きます。周知は会社の義務なので、見せてほしいと頼むのは自然なことです。
制服や作業用品の費用
制服や作業用品の費用を働く人に負担させる定めをする場合、会社はそれを就業規則に書く必要があります(労働基準法第89条第5号)。労働条件を示す時も、働く人に負担させる作業用品などの事項は、定めがあれば示す項目です(労働基準法施行規則第5条)。
10人未満の会社
常時10人未満の会社には、就業規則をつくる義務はありません。この場合も、労働条件通知書の作成と交付は必要です。服装のルールは、労働条件通知書や、上司からの指示、社内の案内で確かめます。
その会社の服装のルールはどこにあるか
出典:労働基準法第89条・第106条、長野労働局「就業規則」
長期インターンの面接の服装(対面・オンライン)
長期インターンの面接の服装は、案内に指定があれば、それに従います。「スーツで」「私服で」「服装自由」など、案内のメールや求人ページに書かれていることがあります。
指定がない時や「服装自由」の時は、その会社で働く人の服装に近づけます。採用ページやSNSで社員の写真が見られれば、参考になります。迷ったら、襟のあるシャツやブラウスに、無地のパンツやスカートを合わせた服装にします。
大切なのは、服の種類より清潔さです。しわのないシャツ、汚れていない靴、整えた髪で行きます。
「服装自由」「私服で」と書かれていたら
「服装自由」と書かれていても、何を着てもよいという意味とは限りません。肌の露出が多い服、大きなダメージ加工のある服、強い香りは避けます。
「私服で」と指定された時は、その指定に従います。その中で、しわや汚れのない整った服を選びます。
オンライン面接の服装
オンライン面接でも、対面と同じ考え方で選びます。画面に映るのは上半身ですが、途中で立ち上がることもあるので、下も整えておきます。
服の色や柄、部屋の明るさで、画面での見え方は変わります。前日にカメラを起動し、映り方を確かめておきます。面接の準備は長期インターンの面接の記事にまとめています。
面接
- 案内に指定があれば従う
- 指定がなければ社員の服装に近づける
- 迷ったら襟のある服
出勤
- 就業規則や会社の指示を確かめる
- 初日は面接と同じくらいの服装
- 2日目からは周りに合わせる
\ 3か月続けたら、91日目に手当 /
継続手当つきの求人を探す出勤の服装(オフィスカジュアル)
出勤の服装を「オフィスカジュアル」と指定する会社があります。オフィスカジュアルは、法律や規格で決まった言葉ではありません。会社ごとに、どこまでを含むかが違います。
大学生がインターンで迷いにくいのは、次のような組み合わせです。
- 上:襟のあるシャツ、ブラウス、無地のニットやカットソー
- 下:チノパン、スラックス、ひざが隠れる丈のスカート
- 上着:カーディガンやジャケット。来客や外出がある日に使える
- 靴:汚れていないスニーカーや革靴。サンダルは避ける
初日は、面接と同じくらいの服装で行きます。周りの社員の服装を見て、2日目から合わせていくと外しにくくなります。わからなければ、教えてくれる担当の人に聞きます。
リモートで働く日も、オンラインの会議でカメラをつけることがあります。会議に出る日は、上半身だけでも出社の日と同じくらいに整えておきます。
営業で取引先に行く日、撮影がある日、来客がある日は、服装が変わることがあります。予定表に外出の予定が入ったら、その日の服装も確かめておきます。
暑い時期や寒い時期は、上着やカーディガンで調整できる服にしておくと、外出や空調の差に合わせやすくなります。季節で服装の決まりが変わる会社もあるので、案内があれば従います。
長期インターンの髪色・ネイル・ピアスの確かめ方
長期インターンの髪色やネイル、ピアスの扱いも、会社と職種で違います。求人票に「髪色自由」「ネイル可」「服装自由」などと書かれていれば、そのとおりに受け取ってかまいません。
書かれていない場合は、次の順で確かめます。
- 求人票の「服装」「身だしなみ」の欄や、写真を見る
- 就業規則がある会社なら、服務規律の部分を見る
- 面接で、髪色やネイルに決まりがあるかを聞く
面接で聞くと印象が悪くなるのではと心配する人もいます。「今の髪色のままで働けますか」と事実を確かめる聞き方なら、働く条件の確認です。入ってから直すよりも、事前に聞く方が双方にとって手間が少なくなります。
肌の状態や体調などの理由で、指定された服装や身だしなみに合わせにくい事情があれば、面接か働き始める前に相談します。事情を先に伝えておくと、会社も対応を考えやすくなります。
ネイルは、キーボードを長く打つ仕事では、長さが作業のしやすさに関わります。ピアスや指輪は、機材を扱う仕事などで、安全のために外すよう決めている職場もあります。仕事の中身とあわせて考えます。
来客の対応や、店頭での仕事、取引先への訪問がある職種では、身だしなみの指定がある場合があります。リモートで働く求人では、オンラインの会議に出る時だけ決まりがある会社もあります。
長期インターンの面接と初日の持ち物
面接の持ち物
- 応募書類の控え(印刷したものか、スマートフォンで見られるもの)
- 筆記用具とメモ帳
- 時間割と、働ける曜日・時間の一覧
- 会社の住所と、遅れる時の連絡先
- 案内で持参を求められたもの
対面の面接では、会場に着く時間も準備に入ります。建物の入口や受付の場所がわかりにくいこともあるので、地図を前日に確かめ、余裕をもって近くに着くようにします。受付がない会社では、案内のメールに書かれた方法で到着を伝えます。
雨の日は、靴や服がぬれることがあります。会場の近くで身だしなみを整える時間を見込んで、家を出る時刻を決めます。
家を出る前に、髪、爪、靴の汚れ、服のしわ、強い香りの5つを鏡で確かめます。オンライン面接なら、カメラに映る範囲で同じ点を確かめます。
初日の持ち物
- 受け取った労働条件通知書などの書面の控え
- 会社から提出を求められた書類。給与の振込先の口座や、税金の手続きの書類など
- パソコンの持参を求められた場合は、パソコンと充電器
- 筆記用具とメモ帳
初日に何を持っていくかは、内定の連絡の時に確かめておきます。パソコンを会社が貸すのか、自分のものを使うのかも、このとき聞いておきます。
求人票や面接で聞いておくこと
服装や身だしなみで入ってから困らないよう、次の点を確かめておきます。
- 出勤の服装に決まりはありますか。スーツが必要な日はありますか
- 髪色、ネイル、ピアスに決まりはありますか
- 制服や作業用品の支給はありますか。費用の負担はありますか
- 外出や来客がある日は、服装が変わりますか
- パソコンは会社が貸してくれますか
聞くのは、面接の最後に質問を求められた時か、内定の連絡を受けた後が向いています。面接の途中で聞きそびれたら、内定の後にメールで聞いてもかまいません。答えは、あとで見返せるようにメモしておきます。
選考の流れのどこで何を確かめるかは長期インターンの選考の記事で説明しています。長期インターンの働き方そのものは長期インターンとはの記事にあります。
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この記事は、2026年10月2日時点の法令と労働局の公表資料をもとにした一般的な説明です。就業規則や服装のルールの扱いなど個別の状況は、労働基準監督署や都道府県労働局に確認してください。



