長期インターンの選考は書類・面接・内定の3段が基本
長期インターンの選考の段階は、会社が決めます。書類だけで面接に進む会社もあれば、面接を2回行う会社もあります。応募する前に、求人ページに書かれた流れを確かめます。
この記事では、書類選考、面接、内定の3段で進む場合を例に、採用までの流れを説明します。
- 1応募の申し込み企業のページやフォームから
- 2書類選考履歴書や応募フォームの内容
- 3面接対面かオンライン
- 4内定働くかどうかを返事する
- 5労働条件の書面を受け取る労働条件通知書など
- 6初出勤
初出勤の前に、労働条件の書面を受け取る段階があります。ここを飛ばさないことが、選考の流れでいちばん大事な点です。
応募から初出勤までの日数も、会社ごとに違います。始めたい時期から逆算して応募します。たとえば4月の授業開始と同時に始めたいなら、春休みのうちに応募と面接を終えておくと、新しい時間割に合わせて勤務日を決められます。
長期インターンの申し込み方
長期インターンの申し込みは、求人を出している会社のページや応募フォームから行います。メールで履歴書を送るよう指定する会社もあります。求人ページに書かれた方法に従います。
申し込みの時に書く内容は、名前と連絡先、学校と学年、働ける曜日と時間、志望動機などです。働ける曜日と時間は、時間割を見て具体的に書きます。「週3日、月・水・金の13時から18時」のように書くと、会社は予定を立てやすくなります。
履歴書の各欄の書き方は長期インターンの履歴書の記事にまとめています。
応募の前にそろえるもの
- その学期の時間割と、働ける曜日・時間の一覧
- 続けられる期間の見込み(何月まで働けるか)
- 履歴書のデータ。写真が必要かは求人で確かめる
- 応募する理由のメモ。会社ごとに書き分ける
応募の時に書いた曜日と時間は、面接でも聞かれます。手元に同じ一覧を置いておくと、答えがぶれません。
書類選考
書類選考では、働ける日数と期間、応募の理由などが見られます。結果の連絡が来るまでの日数は会社ごとに違います。応募の時点で、いつごろ連絡が来るかを確かめておくと、次の応募の予定を立てられます。
書類で通らなかった時は、働ける日数や期間の書き方と、応募の理由が具体的かを見直してから、次の応募に進みます。
面接
面接は、対面かオンラインで行われます。会社は応募者が仕事を続けられるかを確かめ、応募者は仕事内容や条件を確かめます。面接で聞かれることと準備は長期インターンの面接の記事で説明しています。
面接の案内が来たら、示された候補の日時から選んで返信します。返信が早いほど、希望の日時を押さえやすくなります。都合のつく日時がなければ、自分の空いている日時を2つか3つ書いて返します。
面接の後
面接の最後に、結果の連絡がいつごろ、どの方法で来るかを聞いておきます。メールなら、迷惑メールのフォルダに入っていないかも確かめます。
面接の後に、2回目の面接や、短い課題を出す会社もあります。課題がある場合は、提出の期限と、課題の時間に賃金が出るかを確かめておきます。
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継続手当つきの求人を探す長期インターンの説明会がある場合
応募の前後に説明会を開く会社もあります。会社の事業や仕事内容、選考の流れを、複数の学生にまとめて説明する場です。
説明会が選考の一部になっているかどうかは、会社によって違います。案内のメールや求人ページで、参加が選考の条件か、参加しなくても応募できるかを確かめます。
説明会はオンラインで開かれることもあります。参加のリンク、開始の時刻、カメラをつけるかどうかを、案内で前日までに確かめておきます。
説明会では、求人票でわからなかった点を質問できます。最初の1か月の仕事内容、教えてくれる人、週の日数を変えられるかなどを、事前にメモしておきます。
長期インターンは複数応募してよいか
複数の会社に同時に応募することを禁じる法律の決まりはありません。応募する数は自分で決められます。1社の結果を待ってから次に応募すると、始められる時期が遅くなります。
長期インターンの複数応募で気をつけるのは、次の3点です。
- 面接の日程が重ならないよう、予定を1か所にまとめて管理する
- どの会社に、どの条件で応募したかを書き出しておく
- 働く会社が決まったら、ほかの会社には早めに辞退を伝える
同じ会社の別の職種に同時に応募できるかは、会社によって違います。求人ページで確かめるか、応募の前に問い合わせます。
応募が増えるほど、どの会社の話だったかが混ざります。会社名、職種、時給、週の日数、面接の日、結果の連絡が来る時期を、1つの表にまとめておきます。
応募する時期をそろえておくと、内定が出る時期も近くなります。結果が出た会社から順に返事を迫られて、比べる前に決めてしまうことを防げます。
辞退の連絡を後回しにすると、会社は別の学生の選考を止めたまま待つことになります。辞退のメールの書き方は辞退メールの記事にあります。
内定が重なった時の決め方
内定の連絡は、電話かメールで来ます。メールの場合は、返事の期限と、返事の方法を確かめます。
2社以上から内定が出たら、条件を同じ形で並べて比べます。比べるのは、時給だけではありません。
- 時給と、試用期間中の時給
- 週の日数と1日の時間。テスト期間に減らせるか
- 契約期間と、更新があるか
- 最初の1か月の仕事と、教えてくれる人
- 出社かリモートか。交通費が出るか
長期インターンは、数か月続けてはじめて任される仕事が増えます。迷ったら、授業と両立して続けられる方を選びます。比べた結果を書き出しておくと、断る会社への連絡でも理由を短く伝えられます。
返事の期限を会社から示されたら、その期限の中で決めます。期限までに決められない事情があれば、早めに相談します。
働くと決めたら、内定を受ける旨を返信し、初出勤の日時と場所、当日の持ち物、提出する書類を確かめます。給与の振込先の口座や、税金の手続きの書類の提出を求められることがあります。
内定後に受け取る労働条件の書面
労働基準法第15条により、会社は労働契約を結ぶ時に、賃金や労働時間などの労働条件を示す必要があります。次の項目は、書面で示すことが決まっています(労働基準法施行規則第5条)。
- 労働契約の期間
- 期間の定めがある契約を更新する場合の基準(更新の上限があれば、その上限)
- 就業の場所と従事する業務(変更の範囲を含む)
- 始業と終業の時刻、所定の時間を超える労働の有無、休憩時間、休日、休暇
- 賃金の決め方、計算と支払いの方法、締め日と支払日
- 退職に関すること(解雇の事由を含む)
示し方は書面の交付が原則です。働く人が希望した場合は、出力して書面にできる電子メールなどで受け取ることもできます。
募集の時
- 求人票や募集要項で示す
- 欄が足りなければ、原則として面接などで最初に会う時までに示す
- 選考の途中で変わる時は、変更の内容を示す
契約を結ぶ時
- 労働条件通知書などで示す
- 契約期間や賃金などは書面が原則
- 事実と違えば、すぐに契約を解除できる
出典:職業安定法第5条の3、労働基準法第15条、厚生労働省リーフレット
求人票と書面の内容は、1行ずつ見比べます。職業安定法第5条の3は、募集の時に示した条件を変える場合、会社はその変更の内容を示す必要があると定めています。説明がないまま時給や日数が変わっていたら、働き始める前に会社に確かめます。
示された労働条件が事実と違う場合、労働基準法第15条により、働く人はすぐに労働契約を解除できます。書面は、働いている間はなくさずに保管します。
書面で見落としやすい3つの点
1つ目は、契約期間と更新の基準です。期間の定めがある契約なら、何月何日までか、更新があるか、更新するかどうかを何で判断するかを確かめます。更新の回数や通算の期間に上限があれば、その上限も書かれます。
2つ目は、仕事と場所の「変更の範囲」です。2024年4月1日から、契約の時に示す項目に加わりました。最初の仕事だけでなく、契約期間中に任される可能性のある仕事と場所が書かれます。
3つ目は、試用期間です。試用期間があるか、その長さと、期間中の時給が変わるかを確かめます。面接で聞いた内容と違えば、働き始める前に会社に確かめます。
選考の途中や内定の後で連絡が途絶えた時の動き方は、連絡が来ない時の記事で説明しています。
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Day91は学生の個人情報を集めません。応募は各企業のページで行い、選考の流れも各企業が決めます。手当の額や条件は、内定後の書面でも確かめます。
この記事は、2026年10月2日時点の法令と厚生労働省の公表資料をもとにした一般的な説明です。個別の契約や選考の扱いは、都道府県労働局の総合労働相談コーナーやハローワークに確認してください。



