長期インターンの探し方は4つの経路

長期インターンの探し方で迷ったら、まず経路を分けて考えます。経路は、求人サイト、大学のキャリアセンター、知人の紹介、企業への直接応募の4つです。

どれか1つに絞る必要はありません。経路ごとに、見つかる求人の種類と、確かめ方が違います。

長期インターンを探す4つの経路

求人サイト

  • 条件で並べて比べやすい
  • 求人票の書き方がそろっている

大学

  • キャリアセンターで相談できる
  • 扱う求人は大学ごとに違う

知人の紹介

  • 職場の様子を先に聞ける
  • 条件は書面で確かめ直す

直接応募

  • 企業の採用ページから応募する
  • 募集がなければ問い合わせる

長期インターンが雇用契約で働く形であることや、短期インターンとの違いは長期インターンとはの記事で説明しています。この記事では、求人の見つけ方に絞って書きます。

求人サイトで絞り込む条件

長期インターンのサイトを使うと、多くの求人を同じ形で見比べられます。最初に、あとから変えにくい条件で絞ります。

  1. 雇用契約を結び、時給が出るか
  2. 週に何日、1日何時間から働けるか
  3. 出社かリモートか。出社なら通える場所か
  4. やってみたい職種か
  5. 応募できる学年や経験の条件に当てはまるか

条件を全部満たす求人だけを探すと、数が少なくなります。1と2は外せない条件、3から5は広げてよい条件というように、先に優先順位をつけておきます。

長期インターンのサイトは1つではありません。1つのサイトで見つからなければ、別のサイトも見ます。同じ会社の求人が複数のサイトに載っていることもあるので、会社名で重複を確かめます。

気になる求人は保存しておき、同じ表に書き出して比べます。時給、週の日数、勤務の形、契約期間、仕事内容の5つを並べると、違いが見えます。

有給インターンの探し方で大事なのは、1つ目の条件です。雇用契約を結べば、最低賃金や労働時間のルールが使われます。時給の見方や最低賃金も、応募の前に確かめます。

求人の情報にはルールがある

職業安定法第5条の4は、求人の情報に虚偽の表示や誤解を生じさせる表示をしてはならないと定めています。対象には、求人を出す会社と、求人サイトなどの募集情報等提供事業を行う者が含まれます。

求人を出す会社は、情報を正確で最新の内容に保つ必要もあります。厚生労働省のリーフレットは、掲載した時点を示すことなどを例に挙げています。掲載日や更新日が古い求人は、まだ募集しているかを確かめてから応募します。

登録だけでお金が出るサイトに注意

2025年4月1日から、求人サイトなどが求職者にお祝い金などの名目で金銭やギフト券を渡して利用を促すことは、原則として禁止されました。登録や応募だけでお金がもらえると強くうたうサイトは、慎重に見ます。

雇い主の会社が、自社で働く人に制度として払う手当は、この禁止とは別の話です。違いは入社祝い金の禁止と継続手当の記事で説明しています。

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大学のキャリアセンターと学内の求人

大学のキャリアセンターは、就職の相談を受ける窓口です。長期インターンの求人を扱っているか、学外の求人について相談に乗ってもらえるかは、大学ごとに違います。まず窓口で聞きます。

大学の授業として行うインターンシップは、単位の取り方や期間が大学の決まりで決まります。時給をもらって働く長期インターンとは別の仕組みです。どちらを探しているのかを、相談の最初に伝えると話が早く進みます。

キャリアセンターでは、次のように聞くと、答えをもらいやすくなります。

  • 時給が出る長期インターンの求人を扱っていますか
  • 学外の求人サイトで見つけた求人について、相談できますか
  • 応募書類の添削や、面接の練習はできますか

学内の掲示やゼミの先生、研究室から求人を知ることもあります。どの経路でも、条件を求人票で確かめる手順は同じです。

知人の紹介と企業への直接応募

知人の紹介

先輩や友人が働いている会社なら、仕事の中身や職場の様子を先に聞けます。入ってからの差が小さくなる点が利点です。

一方で、紹介した人の話は、その人の職種と時期の話です。時給、週の日数、契約期間は人によって違うことがあります。紹介でも、自分の条件は求人票と書面で確かめます。

紹介だからといって、選考がないとは限りません。紹介してくれた人に、応募の窓口と選考の流れを聞いてから申し込みます。断る時も、紹介してくれた人に一言伝えておくと、関係がこじれません。

企業への直接応募

働いてみたい会社が決まっているなら、その会社の採用ページを見ます。インターンの募集が出ていれば、そこから応募します。

募集が出ていない会社に働きたいと伝える時は、採用の問い合わせ窓口から送ります。働ける曜日と時間、関心のある仕事を短く書きます。返事がなくても、何度も送らないようにします。

厚生労働省は、自社のホームページで募集する場合も、求人票や募集要項で労働条件を示す必要があると説明しています。直接応募でも、条件の書かれた募集要項を確かめてから申し込みます。

長期インターンの探し方を知恵袋やSNSで調べると、体験談がたくさん見つかります。体験談は参考になりますが、条件はその会社とその時期のものです。応募するかどうかは、求人票の記載で判断します。

長期インターンが見つからない時に見直す条件

長期インターンが見つからない時は、条件を1つずつゆるめます。全部を一度に変えると、何が効いたのかがわからなくなります。

見つからない時に見直す順番
  1. 1職種の幅を広げる第2・第3希望まで見る
  2. 2勤務の形を広げるリモートも出社も見る
  3. 3曜日と時間を見直す時間割で空く時間を増やせないか
  4. 4探す経路を足す大学・紹介・直接応募も使う

職種は、営業、マーケティング、SNS運用、エンジニア、デザイン、人事・広報などに分かれます。第1希望だけで探すと、数が限られます。近い仕事を第2、第3の希望に加えます。

地方に住んでいる場合は、リモートの求人も見ます。週の日数は、授業との両立を優先します。日数を増やして求人を広げるより、続けられる日数で探す方が、あとで困りません。

大学1・2年生の場合は、応募できる学年の条件で外れていることもあります。学年ごとの探す順番は大学1年生から始める長期インターンの記事にあります。

応募の仕方も見直す

求人は見つかっても、応募から先に進まないこともあります。その場合は、条件より応募の仕方を見直します。応募書類に、働ける曜日と時間、続けられる期間を具体的に書くと、会社は予定を立てやすくなります。

1社の結果を待ってから次に応募すると、時間がかかります。結果の連絡が来る時期を面接で聞いておくと、次の動きを決めやすくなります。

応募前に求人票で確かめる項目

2024年4月1日から、会社が募集の時に示す労働条件に、次の3つが加わりました。職業安定法施行規則の改正です。

  • 従事すべき業務の変更の範囲
  • 就業場所の変更の範囲
  • 有期労働契約を更新する場合の基準(通算契約期間または更新回数の上限を含む)

「変更の範囲」は、働き始めた直後だけでなく、契約期間中に仕事や場所が変わる見込みまで含みます。最初は事務でも、あとで営業に回る可能性があるかどうかが読み取れます。

このほか、業務内容、契約期間、試用期間、就業場所、就業時間、休憩、休日、時間外労働、賃金、加入保険、受動喫煙を防ぐ措置、募集する会社の名前も、示す項目に入っています。

長期インターンの求人票を読む時は、次の点に印をつけておきます。面接で聞く質問のもとになります。

  • 時給と、試用期間中の時給が同じか
  • 交通費が出るか、上限はいくらか
  • 契約期間と、更新があるか
  • 仕事内容と就業場所の「変更の範囲」
  • 最初に仕事を教えてくれる人や研修があるか
求人票に条件が見当たらない時

条件はいつまでに示されるか

求人票の欄が足りない「詳細は面談時に」と書いて後で示せる原則、面接などで最初に会う時までに全部
面接で条件が変わった会社は変更の内容を示す求人票と見比べる
内定が出た労働条件通知書などで示される書面と違えば即時に契約を解除できる

出典:厚生労働省「求職者の皆さま」リーフレット、労働基準法第15条

求人広告の欄が足りない時は、「詳細は面談時にお伝えします」と書いて、一部を後で示すこともできます。この場合も、原則として面接などで最初に会う時までに、すべての条件が示されることになっています。

契約を結ぶ時には、労働基準法にもとづき、労働条件通知書などで条件が示されます。示された条件が事実と違う場合、働く人はすぐに契約を解除できます。

契約や報酬の書き方に不安がある求人の見分け方は、怪しい求人の見分け方の記事にまとめています。

Day91で探す場合

Day91は、有給の長期インターンだけを載せる求人サイトです。載るのは、90日続けると91日目に企業から1万円以上の継続手当が出る求人だけです。

継続手当は、求人を出している企業が自社の制度として直接払います。Day91はお金を預かりません。Day91は学生の個人情報を集めず、応募は各企業のページで行います。

この記事は、2026年10月2日時点の法令と厚生労働省の公表資料をもとにした一般的な説明です。個別の求人の条件や表示が法令に照らしてどうかは、都道府県労働局やハローワークに確認してください。